不登校~子どものSOSに気がついて~
2022/01/06
2022年、明けましておめでとうございます。
子育て等で悩んでいる親子や、クラス運営で困っている先生方、また職場の人間関係が上手くいかずに仕事に行くのが気が重いという方達が、明るく笑顔で毎日が過ごせるように、話をじっくり聴きます。良い方向に必ず向かっていくよう、一人ひとりの心に寄り添いながら心を軽くしていきます。
どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。
さて、今回は「不登校について part2」をつぶやきたいと思います。
前回は、「不登校の子ども達は、決して怠けているわけではなく、行かなくっちゃ!と思っていても、朝になると気持ちや身体が学校に行くのを拒絶してしまう。本人が一番困っているのだ」という話をしました。
不登校や行き渋りと言っても、一人ひとり原因やきっかけが違うのと一緒で、それぞれのお子さんに合った対応が求められます。
また、即効性のある薬もありません。「すぐに行けるようにして欲しい。」と言う親御さんの気持ちは充分わかりますが、子どもの行けない原因をじっくりとあぶり出しながら、その原因をどう解決していくか、そして自分の足で学校へ行けるように、自分に対して自信を持つこと(自信を取り戻すこと)がとても大事です。
「自分に対して自信を持つ」というのは、自分は駄目な人間だと思っている子にとっては、とても難しく周りの助けも必要なんです。自信を持つには、周りの人達に認めてもらい、愛してもらえている実感を感じ、「自分は駄目なんかじゃない」「自分は生きていて、ここにいてもいいんだ」と思えることが、自信を持てる第1歩となります。
不登校のきっかけ時期は、長期休暇や連休明けが最も多いです。新年が始まって、学校も始まりました。お子さんは、どうですか? 元気に「いってきま~す! 」と言って朝出かけましたか? 今日はここ静岡でもめったに降らない雪が降っていて、寒い一日でした。珍しい雪に思わず元気に外へ飛び出していったお子さんもいたことでしょう。
雪の多い地方の皆さんは、毎日雪かきや屋根の雪下ろしなど、大変な季節ですよね。寒さ+コロナ禍もあり、家にこもりがちになってしまう習慣から、不登校になっているお子さんが 幼稚園・保育園・小学校・中学校・高校とも、増えています。できるだけ早い時期に相談されることで、お子さんの状態もまだ軽い段階で対応することができます。我が子のSOSに一番気づいてやれるのは、やはりお母さんやお父さん家族です。そして現場で子ども達に関わっている先生方です。
あなたを、あなたのお子さんを、温かく優しいまなざしで見守ってくれる存在が必ずある事を信じてください。一人で抱え込まず、是非勇気を出して相談してみましょう。
私がその”まなざし”の最初の一人になれたら・・・と心から願い、少しでもあなたの手助けができればと思います。
明るい光(ゴール)に向かって、何をしたら良いのか「認知療法」や「認知行動療法」等を中心に、一人ひとりにあった方法でカウンセリングいたします。
不登校や引きこもりで悩んでいるだけでなく、将来自立できる為には親として、また自分自身、どうしたら良いのかを一緒に探っていきましょう。